働き方の工夫が大事な夜勤専従

夜勤専従看護師の魅力は、夜勤手当がつくため高収入を期待できることです。日勤よりも静かな環境で働ける、休憩時間が多めに用意されているなどの魅力もあります。
これに対し、昼夜逆転の生活スタイルになるデメリットもあり、ここが多くの看護師を悩ませています。夜勤に関しては慣れる人、慣れない人の差がはっきりしているので、一月程度夜勤専従看護師として働いて合わないと感じたら、日勤に戻してもらうことも考えましょう。

夜勤が苦手な看護師は多いですが、これは珍しいことではありません。夜間に働いて日中に眠るという勤務スタイルは、人間の生理現象に反しているからです。
若いころは夜勤専従で働いても大丈夫だったという人も、30代や40代になるとキツイと感じることが増えたという声が多いです。身体の疲れが抜けにくくなってきたら、夜勤を受け付けない体質に変化しているのかもしれません。
身体は決して嘘をつかないので、体調の変化には敏感になっておきましょう。身体への負担を考えるなら、若いころに夜勤専従として働くのが無難です。

一方で、看護業務には日勤でなければ身につかないスキルがあるのも事実です。そのため看護師として一人前になるためには、日勤も経験しておくのが得策です。
日勤は大勢の患者の相手をする状況になりやすく、コミュニケーション能力を身につけるうえでも適しています。日勤を3年程度経験してから夜勤専従にシフトすれば、日勤と夜勤の両方の業務にバランスよく対応できるようになります。